愛すべき不登校兄弟たち

親のエゴを手放し信頼する

久しぶりの更新

久しぶりの更新です。
以前は自分の気持ちをブログに吐き出すことにより心を保っていたのだが、その元気もでなくなった今日この頃です(笑)
不登校の子の親になって二年、ずっと不安が胸の中にあって疲れてしまった。
子が不登校ということより、自分の心配性の性格を治さないとダメだなと思っている。
自分を受け入れるってことでしょうかね。

それでも備忘録の意味もあるので少しだけ次男くんの近況を記します。

別室登校だけど朝から夕方まで毎日学校に行っている。
朝は自分で起きてくるし普通に朝食を摂って一人で登校する。
親はほぼノータッチ。
なるべく干渉しないようにしているので家ではYouTubeとゲームをやり放題。
それでもたまに勉強はしているようだ。

一学期の終わりころには少しづつ授業へも参加できるようになって、このまま教室戻れるのかなと期待もあったがやはり難しかった。
美術とか僅かに出席できる教科はあるようだがほぼ別室で過ごしている。
別室にはもう二人同級生がいて三人で楽しくやっているようだ。

次男くんは教室は苦手だが友達は大好き。
友達と遊んでいるときの笑顔は最高。
元気にしているし親の手もかからないので、これでいいのだろう。

やはり心配なのは長男くん。
次の機会に記します。

 

N高へ転学

僕の心が沈む日が続いている。

仕事のつまづきもあって、子どもたちの問題というより僕の問題である。

 

さて長男くんは11月からN高へ転学することになった。

在籍している全日制の高校に復学する意思は全くなくいつかは通信制高校へ転学するつもりだった。

しかしそれは来春の4月の予定だった。

エネルギー不足の状態で転学しても結局また何もできず、それが長男くんのプレッシャーとなることを危惧していたからだ。

家庭教師の先生のアドバイスもあり、しばらくはノープレッシャーで休もうと。

 

それでも7月にはN高のオンライン説明会に参加してみた。

長男くんはN高に興味を示し転学するならこことほぼ決めた。

日常的な通学は無理だから、ネット中心のN高は長男くんに合っている。

親の目から見ても自由で楽しそうで、それでいて可能性も感じられる高校だった。

しかしそのとき転学はしなかった。

通信制高校といえど在籍するだけでは卒業はできない。

レポートや年数回のスクーリングがある。

それさえ出来ないと長男くんが判断したのだろう

 

その後、話を重ねていくうちに学校の授業のようなものには興味がわかないがN校の課外授業(プログラミングや投資講座など)はやってみたいという意思がわかった。

それなら授業やレポートは置いておいてそれだけやるために入学してみたらと勧めてみた。

親の僕が少し背中を押した。

その判断が正しいかどうかわからない。

結果、授業どころかその課外授業さえ参加できないかもしれない。

それどころかパソコンを立ち上げることすらしないかもしれない。

 

そうなったら、やっぱり休むことを優先すればよかったと後悔するのだろう。

考えてもしょうがないのに不安症の僕はそんなことをつい思ってしまう。

 

不登校 #N高

 

子供が不登校になって2年がたった

次男くんが学校に行かなくなったのが2年前。

約1年半の引きこもり生活を経て中学生になり、登校(午前中のみ)するようになった。

長男くんは次男くんの半年後に不登校になって今も継続中。

 

2人とも完全不登校でほぼ引きこもり状態だった1年前が最悪期だったと思う。

今は次男くんは毎日通学しているし、長男くんは元気を取り戻しつつある。

 

2人とも心穏やかに過ごしていることは幸いだが、逆に僕が疲れ切ってしまった。

2年間の疲労が僕の心のやってきている。

最近はまた眠れない夜が多くなった。

子供たちと妻にはそれを悟られないようにしてきたが、もう抑えきれない。

妻に少しあたってしまった。

妻はそれを受け止めてくれて、僕は翌日謝罪した。

それで少し気分が楽になったが、もともと不安症で気分転換が苦手な僕の性格は治らない。

 

経ってしまえばあっという間の2年だが、やはり辛かった。

まだまだ先は長いと思うと少しうんざりする。

 

妻は溜め込まないように吐き出して、と言ってくれた。

父さんは疲れ気味だということを長男くんにも伝えてくれた。

長男くんは少しびっくりしていたようだ。

子供のプレッシャーになってはいけないが、僕が折れてしまうわけにはいかないので、家族に少し頼ることにしようと思っている。

 

 

学校に行かなくても子は育つ

2学期がスタートした。

次男くんは安定の別室登校(午前中のみ)。

もう車での送迎は必要ないし、給食を食べる日や午後の時間帯もいる日など先生と相談して次男くんが決めている。

来週の僕はこうするよと、予定を教えてくれる。

もう親の手は離れた。

中学生になってるなあ。

ちゃんと成長しているなあ。

これが親としての感想。

 

小5から小6までの1年半の完全不登校

卒業近くまで怖くて担任の先生に会うことすらできなかった。

朝から晩までテレビ、ゲーム、YouTube、マンガの日々で外出を渋ってほぼ自宅生活。

それでもとても楽しくリラックスして過ごしているのがわかった。

笑顔が増えたし僕とたくさん話をしてくれた。

お気に入りのYouTuberのこと好きなお笑いタレントのことマンガのはなし。

僕は楽しく話す次男くんが大好きだ。

子どもを信頼すると子ども親を信頼してくれる。

それまでの上下の親子関係から横の関係にかえることができた。

 

学校に行かなくても子は育つ。

ちゃんと下へ下へと根を張っていた。

長男くんは今その時期だと思う。

 

対照的な兄弟

長男くんはゆっくりと休んでいる。

先日、こども心療内科を受診したとき、先生から長男くんへのアドバイス

「何事にも旬がある。今はそれを待ちましょう。」

「結局は元気で楽しく過ごすことが一番大事です。」

そのままを実践しているのかなと思う。

高校のことはひとまず置いといて、心の回復に努めている。

 

次男くんはスモールステップを継続中。

一学期は午前中だけの別室登校だけど、結果的に欠席なし。

給食も数回、食べることができた。

最初は車で送り迎えをしていたが、最後の3日間は自転車で登下校。

自分の足だけで家を出て、そして帰ってくる。

親としてはもうそれで十分。

終業式の日にはみんながいる教室にも入れたようだ。

二学期はどうなるかわからないが、次男くん自身の決めていくと思う。

 

次男くんの場合、一緒に別室登校する同級生がいることが幸いだった。

休みの日にはその子の家に友達数人が集まって遊んでいる。

次男くんは友達が好きだ。遊ぶのが好きだ。

だからみんながいる教室に戻ろうとしている。

 

一方、長男くんにはそういうところがない。

人に関心がないというか、よくわからないが次男くんとは対照的だ。

必然的に学校に戻りたいと思う気持ちは弱くなる。

 

対照的な兄弟だけど仲はとても良い。

喧嘩しているところは見たことがない。

 

兄弟で不登校になったけれど、目指す方向は二人とも違う。

 

心の回復

長男くん。

もう高校へは戻らない。戻れない。

何十万円かけて入学したが、登校したのは3日くらい。

嫌味のひとつも言いたくなるがグッとこらえて、「元気になることが大事よ」と笑顔で受け入れる。

そうなると次は通信制への転校だが、それも無理かもしれない。

とにかく今はゆっくりとしたいらしい。

心の回復が最優先。

 

家では元気に過ごしているし、平日のお昼ご飯づくりは続いている。

週一の家庭教師も再開した。

自分で勉強する気はおきないが、ギリギリこれはOKのようだ。

最近の新しい日課ポケモンGOをやりながら散歩。

夕方以降に母親と同伴して二人で行くことが多い。

親に甘えたいのだろう。

これも心の回復への一歩かもしれない。

 

次男くん。

 午前中だけの別室登校を継続中。

幸いにも同学年の友達がひとりいて、ふたりで別室で勉強している。

一日だけど給食を食べることができた。

勉強も大きく遅れない程度にはやっている。

心が回復している次男くんは順調に進んでいる。

 

先に不登校になった次男くんの方が回復も先を行っている。

 

父の日

今日は父の日。

長男くんが「いつもありがとう」とが言ってくれた。

僕は「ありがとうと言ってくれて、ありがとう」と返した。

次男くんも寝る前に「ありがとう」と言ってくれた。

 

不登校になる前は、僕は常に子供たちに指示・命令をいしていた。

子供たちをコントロールしようとしていた。

それが正しいと思っていた。

 

今は上下の関係から横の関係へと変えようとしている。

子供たちを信頼して子供たちにまかせる。

十分にはできてはいないが、「ありがとう」という言葉は以前の関係性では生まれてこなかったと思う。

僕も日ごろから「ありがとう」を使うようにしている。

子供たちにも妻にも。