人生残り半分のところで気づけた
登場人物
長男君(中3 不登校歴3カ月)
父親(僕)と妻
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昨晩は睡眠薬を飲まずに眠れた。
夜中に目は覚めたが、不安で苦しむことはなかった。
少しづつだけど、不安とうまくつき合えるようなってきているかもしれない。
今までは不安を恐れるあまり、不安をゼロにしようと試行錯誤していた。
不登校は問題ないと理詰めで考えるため、アドラー心理学を学んでみたり。
不登校本や不登校ブログを読みまくって自分を納得させようとしていたり。
それらは有益な情報が多いが、僕は100%の何かを求めていた。
ある日、妻と話をしていて無理にポジティブに考えようとしている自分に気づいた。
妻は子供が不登校になっても夜ぐっすりと眠れている。
毎日をたんたんと過ごしている。
不安もあるだろうが、日々の生活に影響がでることはない。
妻は心のバランスを保つのが上手なのだ。
だから、僕みたいなダメ夫とも普通に暮らせている。
心療内科の先生にも気分は天候みたいなものだから、不安な日もあるよと言われた。
不安を感じてもいいのだ。
不安を受け入れる。
不登校を受け入れる。
自分自身を受け入れる。
うまくつき合えばいいのだ。
というか、僕の不安への耐性の無さは子供が不登校になってから始まったのではなく、ずっとそうだったのだ。
常に先々を考えてイライラしていた。
それに気づいた。
不安を避けるため、子供に先回りの過干渉をしていたことにも。
ここ数日、とても心穏やかに過ごせる時間がある。
不登校以前には味わったことのない感覚かもしれない。
よくわからないけれど、人生を楽しもうとする感覚。
優越感とか達成感とかそういうものとは違う。
家族に教えてもらった。
妻、長男君、次男君に感謝。
人生もう半分を過ぎようとしているが、のこり半分のところで気づけてよかった。