愛すべき不登校兄弟たち

親のエゴを手放し信頼する

怖い気持ちと向き合う

家族構成

長男君(中3 不登校歴4カ月)

次男君(小6 不登校 10カ月)

父親(僕)と母親

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次男君の話。

 学校に戻りたい、友達と遊びたいという気持ちが膨らみつつある。

反面、学校が怖い、先生が怖い、大勢の人が怖いという気持ちには変りがない。

そこをどう乗り越えるかを考えてきたが、乗り越えられない可能性のある。

 

再登校へのステップとして8月から週一で学校へ行っている。

とはいっても、車で学校の敷地内に入るだけで降りることはできない。

次男君は怖い気持ちと向き合いながら、自分がどこまで出来るかを試しているのではないかと思う。

少なくとも僕はそういう風に見えている。

決して無理に背中を押すことはしない。

 

先日、担任の先生が家に来られた。

次男君が怖がるので家庭訪問はずっと断っていたが、次男君の気持ちが少しづつ強くなってきているので、そろそろと思い来てもらった。

玄関先で親と立ち話したので、次男君とは会っていない。

まだまだ会える段階ではない。

先生が帰られた後で次男君に聞いたら話し声は聞こえてきたそうだ。

そして怖かったと。

 

僕「先生はまた来たいと言っていたけどいい?」

僕「玄関でお父さんが話すから、次男君は会わなくていいよ」

次男君「怖いけど、会わいならいいよ」

 

学校に戻るには担任の先生を避けては通れない。

次男君も当然わかっている。

今次男君が近づける担任の先生との距離は玄関まで。

それでも心に怖い気持ちがある。

 

乗り越えられるかどうかはわからないが、自分の気持ちと向き合っていることを褒めてやりたいし、この経験を大切にしてやりたい。

 

今学校では発表会で展示する絵を描いているそうだ。

お題は「学校のお気に入りの場所」。

 

僕「どうする、描いてみる?」

次男君「うん、描く」

僕「どこを描く?写真撮ってくるよ」

次男君「校庭の隅の小山」

 

次男君が友達といつも遊んでいた場所なんだろう。

そこがお気に入りなんだね。