愛すべき不登校兄弟たち

親のエゴを手放し信頼する

分散登校

昨年度まで不登校だった兄弟。

それぞれ進学(中学と高校)して再登校を始めた矢先に再び休校。

この一か月半、休校なのか不登校の延長なのかわからないような感じで過ごしていた。

二人とも基本ダラダラとYouTubeとゲーム三昧の生活。

そのなかでも、長男くんは読書と料理とちょっと勉強。

次男くんは時間は短いけど毎日勉強。

 

休校期間は終わりに近づき、今日から二人とも分散登校が始った。

僕が朝6時に起きてリビングに行くと長男くんがソファーに座ってスマフォをいじっていた。

もしかして眠れなかった?と心の中で思ったが、「おはよう」とだけ言って特に聞かなかった。

長男くんは普通に朝食を食べてから、自転車に乗って登校していった。

 

次男くんは昨晩、「明日がちょっと怖いと」と言っていた。

僕は「久しぶりだから怖いのだね」と言って手を握ってやった。

今朝も緊張している様子が伝わってきた。

学校まで車で送って行き、駐車場に車を停めた。

そこから向かう先はみんながいる教室ではなく別室登校。

 

僕「入り口まで一緒に行こうか?」

今までの次男君なら「うん」とうなづいていたが今日は違った。

次男君「いい」とかぶりを振って、一人で校舎の中へ入っていく。

 

二時間後に車で迎えにいくと

次男くん「意外と怖くなかった」

僕「そうなんだ」

 

午後には長男くんも帰宅。

授業は午前中だけだが通学に一時間以上かかる。

「ただいま」と言う表情にはホットした様子がうかがえた。

 

二人とも緊張していたんだな。

そういう僕も少し不安だった。