将来どうやって生きてくつもり?
登場人物
兄(中3 不登校歴2カ月)
父親(僕)と妻
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家では元気な次男君。
規則正しい生活で、勉強もするしお手伝いもしてくれる。
YouTube、漫画、テレビ、ゲームの日々ではあるが楽しく過ごしている。
学校の話題も嫌がらないし、学校へ戻りたいとも言っている。
だが対人恐怖のせいか、一歩が踏み出せない。
踏み出すことを恐れて完全に拒否している感じがする。
現状に満足して、ずっと今が続くことを望んでいるようにも見える。
この状況が3カ月くらい続いていて、こもまま待てばいいのか、他に方法があるのか?
昨日は次男君にちょっと強めに聞いてしまった。
僕「将来どうやって生きてくつもり?」
次男君「そのとき考える」
僕「お父さん・お母さんは、ずっと次男君を見守っていくけど、死んでからは支えられないからね。」
「次男君の人生だから、お父さん・お母さんは支えるだけで、歩いてくのは次男君自身だから」
次男君の顔色がちょっと変わった。
まずいちょっと言い過ぎたかと思ったが、その後の次男君は普通に過ごしている。
いや、少しだけ変化があった。
自分から前に進もうとする気配が見える。
必ずしも学校に戻る必要はないけれど、自分の人生は自分の足で歩いていくということ。
そして、その結果を引き受けるのは次男君自身。
来年は中学生。
その自覚があれば、学校へ行こうが何しようが大丈夫だと思う。